2014年7月31日 (木)

研修を終えて

盛りだくさんの研修を無事終えることができました。

今回は例年以上に多くの研究者のお話を聞くことができました。

どの研究者の方も、研究の専門的なお話を高校生にもわかりやすくしてくださった後に、研究者を目指す上で大切なことを重点的に話してくださいました。科学者や研究者を目指すにはその分野の知識を深めようとばかりしがちですが、研究を続けるには人を説得させる文章を書くことが大切、そのために理系といえども国語力を磨くことは大切なようです。日本人は勤勉で実験は上手らしいですが、論文作成能力やプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力が低いということです。そういった力を伸ばすことが、研究者として成功する鍵になるのでしょう。また、どんな仕事も人間相手の場合、自分の人間力を高めることが大事ということでした。国語力、表現力、人間力などはすぐに身につくものではありません。まさに高校生のうちから意識して向上させることで、立派な研究者や社会人になることができると言えます。また、理系分野に関して、物理や化学は高校で科目としてわかれているだけで、実際に研究をする上ではボーダーがなく関連しあっているとのこと。後々から面白みを発見するかもしれないので毛嫌いせず勉強しておくほうがいいとのことでした。貴重なお話を聞くばかりでなく、多くの生徒が積極的に質問をしたり意見を述べたりすることもできました。良い経験になったと思います。 

6日間、アメリカ在住の方からもうらやましがられるような充実したプログラムを通して、生徒は大きな刺激を受けたと思います。あとは、学んだことをしっかりと振り返り、着実に自分の財産してくれることを期待します。

 

最後に、生徒がこの研修を通じて直接触れ合いお世話になった方々はありがたいことに50人ほどにのぼります。

準備からずっと長期にわたってお世話になった添乗員の藤原さんとコンダクターの相原さん、各地でお世話になったガイドの皆様、各研究機関で講義をしてくださったり、研究室を案内してくださった研究者の先生方、ディスカッションや懇親会でお世話になった研究員や現地の大学生、高校生の皆様、本当にありがとうございました。

また、読んでくださった皆様、ありがとうございました。

2014年7月29日 (火)

伊丹出発

伊丹空港を出発しました。

各解散場所の到着予定時刻は

学校 9時40分頃
大久保駅 10時頃
西明石駅 10時20分頃

交通状況により、多少前後するかも知れません。

成田到着

長旅を終え、成田空港に到着しました。
これから伊丹に向かいます。

アメリカ出国

予定より少し遅れてダラスを出発します。
6日間過ごしたアメリカを離れ、これから日本へ向かいます。
成田まで13時間の長旅。
もうひと頑張りです。

2014年7月28日 (月)

出発

Nashvilleの空港を出発します。

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27日 生徒の感想

スペースシャトルのサターンVは、すごく大きくて迫力がありました。飛び立つ時はすごく大きかったのが、どんどん切り離されて帰ってくるときにはすごく小さくて驚きました。
アメリカ初の宇宙ステーションである「SKY LAB」は、すごく小さくて、実際に宇宙飛行士が住んでいたことに驚きました。
あと、NASAでは2017年に探査機が、2020年に人類が火星に行くという計画があるのを知って、わくわくしました。
それと、プラネタリウムがすごくきれいだったので、またいつか来たいと思いました。(M.O)

僕は宇宙について興味があったので、今日行ったアメリカ宇宙飛行センターはとてもおもしろかったです
ロケットや月面探査機、宇宙服などをみたり、無重力の疑似体験、パラシュート作成と宇宙についてより深く学ぶことができました。そしてもっともっと知りたいと思いました。
この経験をこれからの生活にいかしていきたいです。 (K.N)

27日 夜

 帰りの飛行機の関係で、Nashvilleに移動して夕飯をいただきました。
 研修中に誕生日を迎えた生徒がおり、レストランのみんなで祝って下さいました。

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今日寝て明日起きたら後は帰るだけです。

ホテルへ向かうバスの中で感想を聞いてみました。

「アメリカでは自分から意見を積極的に発信することが大切だと身にしみて感じた。これから科学者を目指す自分たちにとって考え方を大きく変えるきっかけになりました。」

「自国で学ぶことも大事ですが、留学をして世界的な視野を広げて多くの選択肢から最良のものを選ぶことも大切だと思う。」

研修の6日間はずっと天気に恵まれてきましたが、今、雨が降ってきて雷が鳴ってます。
明日は晴れますように。


27日 US宇宙ロケットセンター


 最後の研修は、
NASAマーシャル宇宙飛行センター併設のUS宇宙ロケットセンターで行われました。はじめにサタンVロケットやアポロ16などの説明を受け、展示物を見学しました。

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 次に、火星についてのワークショップに参加しました。火星と地球の違いについてレクチャーを受けた後、火星に探査機を着陸させるシミュレーションとして、パラシュートを作成し、中に卵を積んで屋上から落とすという実習をしました。各班が工夫を凝らしてパラシュートの形やエアバッグとして働く風船の位置を考えました。

 

 

 

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 完成したパラシュートを屋上から落下させました。

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 さて、その結果は・・・

 

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なんと6班中5班が卵を割らずに無事着陸させることができました。

エアバッグ代わりの風船も安全な着陸に貢献したようです。

 

 

 

 午後からはimaxシアターで映像を鑑賞しました。今実際に使われている高性能の望遠鏡で映された宇宙の美しい映像を見て、宇宙についての知識を深めました。

 

最後に、国際宇宙ステーションに関するレクチャーを受けました。国際宇宙ステーションの構造やその中での生活、どのような研究が行われているのか、どのようにドッキングするのかなどなど、興味深いお話を聞くことができました。

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2014年7月27日 (日)

26日 生徒の感想

新航空宇宙博物館は僕が行きたい施設の一つでした。広島と長崎に原爆を落としたエノラ・ゲイと言う戦闘機やマッハ3で飛行するブラックバードなど貴重な物がたくさん見れました。施設の方に質問もできてとても楽しい時間となりました。明日の火星についての講義やNASAの宇宙施設も楽しみです。 (K.S) 

僕は今までの人生の中であれだけ多くの飛行機を見たのは初めてでした。中でも感動したのは、ブラックバードという飛行機でした。武器がなく、偵察用つまりスパイの役割を担っていました。たとえ武器が無くても、その仕事を貫き通すという姿に感動しました。僕もたとえお金が無くても、しっかりと与えられた仕事をするような人間になりたいと思いました。今日多くの飛行機を見て、その時代の人の戦争に対する考えが少しわかった気がします。最後に、保護者の皆様、このような機会をいただき、本当にありがとうございました!  (T.Y)

新航空宇宙博物館の一番の見物はエノラゲイだったと思います。広島に原爆を投下した機体で、日本人には「なぜ原爆を投下したんだ」と思う人が多数いらっしゃると思いますが、実際に見てみると素晴らしい機体だなと思いました。
また、戦闘機の操縦体験をして本当に楽しかったです。機体を横に傾けると体も一緒にぐるぐると回り、頭がとても痛くなりましたが、いい経験ができました。 M.U

26日 新航空宇宙博物館

 昨日訪れたスミソニアン航空宇宙博物館の別館、新航空宇宙博物館を訪れました。

本館に入りきらない航空機や宇宙船が展示されており、収容されている航空機の復元をする施設も備えています。 

 2つのグループに分かれ、スペースシャトルディスカバリー、ロッキードSR-71A(通称ブラックバード)、ボーイングB29、愛知晴嵐など博物館内の主だったもののガイドツアーに参加しました。ツアーガイドの話に耳を傾け、英語での質問も飛び交いました。ガイドツアー終了後は各自で展示物を見学しました。

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